遅れてきた生

今こそ幻想がいる

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで

帰郷はいつも複雑な感情を掻き立てる。言い表しようのない滅びの予感。 見知った風景、消えた風景、変わった風景。 誰も自分を覚えていない。自分を覚えている家族。 残された営み。退屈な時間。取り残されている何か。 故郷に滅びがまとわりついているのを…